メディアのクリームファンデをかずのすけが高評価する理由と真相
ドラッグストアの片隅に並ぶ1,000円前後のプチプラコスメでありながら、数万円クラスの高級デパコスファンデーションを凌駕する処方設計として、美容業界に衝撃を与え続けてきたカネボウ化粧品の「メディア クリームファンデーション」。人気美容化学者のかずのすけ氏がブログや動画で「乾燥肌や敏感肌にとって奇跡的なプチプラ」と絶賛したことをきっかけに、SNSや口コミサイトで瞬く間に注目を集めました。
しかし、ブランドの再編に伴うリニューアルや廃盤の噂が飛び交い、新ライン「メディア リュクス」への移行が進むなか、「旧品と何が変わったのか」「本当に崩れないのか」「毛穴落ちしないのか」といった疑問を抱く読者は少なくありません。本稿では、最新の製品動向と詳細な成分解析、さらにリアルな使用者の検証データに基づき、プロの視点からその真価を徹底解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:かずのすけ氏が高評価する最大の根拠は、数千円〜1万円超の高級クリームファンデに匹敵する「炭化水素油主体の上質なエモリエント設計」と肌負担の少なさにある。
- 要点2:旧来のメディアと現行のリニューアル版(メディア リュクス)では、光拡散効果や質感の現代化が図られた一方、オイルリッチゆえに皮脂分泌が多い肌質ではテカリや毛穴落ちのリスクが伴う。
- 要点3:乾燥肌や酸化亜鉛に敏感な層には唯一無二のプチプラファンデーションとなるが、脂性肌や夏場の使用には相性の良い皮脂コントロール下地と慎重な色選びが不可欠である。
【成分解析】かずのすけが高評価を下す決定的な理由|デパコス級処方の正体
メディアのクリームファンデーションを語る上で欠かせないのが、美容化学者のかずのすけ氏が提示した「成分解析における圧倒的なコストパフォーマンス」です。市場に溢れるリキッドやクリームファンデーションの多くは、揮発性シリコーンオイル(シクロペンタシロキサン等)を主剤に採用し、揮発によるサラサラ感と密着力を重視しています。しかしこの構造は、角層の水分を奪いやすく、重度の乾燥肌や皮膚が薄い敏感肌にとっては、日中のツッパリ感や皮むけを引き起こす要因になりがちでした。
カネボウのメディア クリームファンデーションは、ミネラルオイルや水添ポリイソブテンといった炭化水素油を贅沢に配合した高保湿エモリエント処方を骨格としています。これは数万円クラスの老舗プレステージブランド(カネボウのトワニー センチュリーやスックの名品クリームファンデなど)が採用してきた王道の保湿アプローチと類似しており、かずのすけ氏が「1,000円台でこのベース処方を実現しているのは極めて稀有」と評した核心部分です。
特筆すべきは、メディア クリームファンデーションの酸化亜鉛に対するアプローチです。一般的なファンデーションや日焼け止めには、UVカット効果や皮脂吸着を狙って酸化亜鉛が多用されますが、金属アレルギーを持つ人や毛穴詰まりを起こしやすい肌質にとっては肌荒れの原因となるケースがあります。メディアの処方は酸化チタンをメインの着色・紫外線散乱剤に据え、酸化亜鉛の配合を極小または処方によって排除しているため、酸化亜鉛フリーを求める敏感肌ユーザーから圧倒的な支持を集めているのです。

【リニューアルの真相】旧メディアと「メディア リュクス」の決定的な違い
カネボウ化粧品が長年展開してきたクラシックな赤パッケージ「メディア クリームファンデーションN」は、ブランドの刷新に伴い一部店舗での流通終了や「メディア リュクス(media luxe)」シリーズへの移行が進められました。この一連の動きにより、愛用者の間では「カネボウ メディア クリームファンデーションの廃盤」「処方が変わって改悪されたのではないか」という不安が広がりました。
リニューアルによる変化を冷静に分析すると、基本骨格である「高い保湿力と油膜による保護感」は維持されつつも、光反射パウダーの微細化による透明感の向上と、塗布時の厚塗り感の軽減という現代的なアップデートが施されています。以下の比較データは、処方と実売環境の変遷を整理した客観的な記録です。
| 項目 | 旧:メディア クリームファンデーションN | 現行:メディア リュクス パウダリー/クリーム展開 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 主基剤・オイル構造 | ミネラルオイル、水添ポリイソブテン等の炭化水素油主体 | 高保湿油分をベースにしつつ軽やかな感触のエステル油を調整 | 旧品のしっとり濃厚な重厚感を保ちつつ、伸びの良さが改善 |
| 仕上がり・カバー力 | ハイカバー・しっとりとしたツヤ膜(クラシックな陶器肌) | 光反射による自然なツヤ・くすみ補正(素肌感重視) | カバー力一辺倒から、光でシミ・凹凸を飛ばす洗練された質感へシフト |
| 定価・容量(実売相場) | 25g / 約1,210円(税込、オープンプライス) | 各製品約1,100円〜1,430円前後(税込) | プチプラの価格帯を厳格に維持。原材料高騰の時代において極めて良心的 |
| ターゲット肌質 | 超乾燥肌、粉ふきに悩む大人肌 | 大人世代の乾燥肌、くすみが気になる全年代 | メディアリュクスは操作性が向上し、幅広い層が扱いやすい仕様に進化 |
旧品で感じられた「やや重たい密着感」は軽減され、指先やスポンジで均一に伸ばしやすいテクスチャーへと洗練されています。一方で、濃厚な油膜で肌を密閉するような「鉄壁の保湿感」を愛していたヘビーユーザーにとっては、質感がわずかにライトになった印象を受ける部分もありますが、肌への低刺激性という本質的な強みはしっかりと継承されています。
【実態検証】利用者の口コミ・評判から見えたカバー力と「崩れ方」のリアル
SNSや大手コスメレビューサイトにおけるメディア クリームファンデーションの口コミ・評判を丹念に精査すると、評価の振れ幅が極めて大きいことが浮き彫りになります。星5つを付けるユーザーからは「夕方になっても目元や口元がカサつかない」「真冬でも小鼻の皮むけが目立たない」という絶賛の声が届く一方で、低評価をつける層からは「午後になるとドロドロに崩れる」「鼻周りの毛穴落ちがひどい」という苦情が目立ちます。
この二極化の背景にあるのが、メディア クリームファンデーションの崩れ方と毛穴落ちのメカニズムです。本製品は油分ベースであり、皮脂吸着パウダーの配合量が少ないため、皮脂が分泌されるとファンデーションの油分と自前の皮脂が混ざり合い、ゆるんで流動化してしまいます。その結果、皮脂分泌の多いTゾーンや鼻の頭において、毛穴の中にファンデーションが白い塊として溜まる「毛穴落ち」現象が発生するのです。
反対に、皮脂分泌が枯渇している乾燥肌やエイジングケア世代の肌においては、この豊富な油分が蒸発を防ぐバリアとして機能します。乾燥によるひび割れや粉ふき崩れを起こさず、時間が経つほど自らの皮脂と馴染んで自然なツヤへと昇華するため、「時間が経っても崩れ方が綺麗」という真逆の評価が成立します。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上の情報やインフルエンサーの切り抜き動画によって拡散された誤解の中で、最も正すべき点は「かずのすけ氏がおすすめしているプチプラファンデーションだから、どんな肌荒れでも万人向けに崩れない神ファンデである」という過度な期待です。
第一の盲点は、オイリー肌(脂性肌)や混合肌の夏場使用における不適合性です。かずのすけ氏の一貫したスタンスは「成分の低刺激性と乾燥肌への高い保湿アプローチ」に対する評価であり、崩れにくさやキープ力に特化していると主張しているわけではありません。皮脂崩れ防止系のシリコーンポリマーを高配合した耐久型ファンデーションと比較すれば、摩擦や皮脂に対する耐性は物理的に劣ります。
第二の盲点は、「リニューアル=中身の完全別物化」という誤解です。一部コミュニティでは「リュクスになって成分の質が落ちた」と囁かれていますが、配合されているオイルの品質や保湿因子のバランスを分析すると、コスト削減のための劣化ではなく、仕上がりの古臭さを払拭するための微細なパウダー配合比の調整です。旧品のハイカバー感を求めるあまり厚塗りしてしまうと、現代の薄膜トレンドから外れてヨレを誘発するため、塗り方のアップデートが必要です。
【失敗しない実践法】崩れを防ぐ下地の相性と失敗しない色選びの黄金律
メディアのクリームファンデーションを美しくキープするためには、事前の下地選定と、カネボウ特有のスキントーンに合わせた色選びが成否を分けます。
メディア クリームファンデーションと下地の相性設計
本品自体が濃厚なエモリエントクリームであるため、油分を過剰に含むこってりした保湿下地を全顔に重ねるのは厳禁です。油分過多になり、密着せずに滑ってヨレてしまいます。
- Tゾーン(皮脂・毛穴エリア):皮脂固化パウダーを含むテカリ防止下地(プリマヴィスタやセザンヌ等の部分用下地)をごく薄く仕込むことで、特有の毛穴落ちを劇的に防ぐことができます。
- Uゾーン(頬・フェイスライン):みずみずしい水分主体のジェル系下地や、トーンアップ効果のある日焼け止め下地を合わせることで、重さを出さずに美しいツヤ感を維持できます。
メディア クリームファンデーションの色選びと肌馴染み
カネボウのベースメイクは、伝統的に肌の赤みやくすみを自然に補正するオークル設計に定評があります。色選びで失敗しないための基準は以下の通りです。
- OC-C1(自然な肌色):標準色であり、最も汎用性が高いシェード。白浮きを避け、均一で健康的なトーンを作りたい人の第一選択肢。
- OC-B1(やや明るい肌色):普段ファンデーションで「標準よりワントーン明るめ」を選ぶ方に適合。夕方のくすみを飛ばす効果が高い。
- PO-B1(ピンクオークル):黄ぐすみが気になる肌や、血色感を足してふんわりとした多幸感を出したいブルーベース肌に最適。
- OC-D1(健康的な肌色):首との色差をなくしたい落ち着いたスキントーンの方や、陰影をつけて引き締めたいフェイスラインへの配置に適している。

【プロの結論】おすすめできる肌質・慎重になるべき人の明確な判断基準
膨大な成分データと現場の使用感検証から導き出される、本製品の選択基準は極めて明快です。
迷わず手に取るべき人
重度の乾燥肌、真冬に粉をふきやすい人、そして酸化亜鉛で肌が荒れやすい敏感肌の人です。デパコスの高級スキンケアクリームのように肌を保護し、洗顔後も肌の疲労感が残りにくいという恩恵は、1,000円台のプチプラ市場において他の追随を許しません。「クレンジング後の肌がしっとりしている」という体験を求めるなら、これ以上の選択肢は極めて稀です。
慎重に検討・あるいは回避すべき人
皮脂分泌が活発な脂性肌、10代〜20代前半の皮脂トラブルを抱える層、そしてマスク着用時の摩擦耐性やウォータープルーフ性能を最優先する人です。本品は「崩れにくさ」を強固な皮膜剤で担保する設計ではないため、汗を大量にかく環境や高温多湿の真夏においては、どれほど下地を工夫してもテカリに見えやすくなります。
【メディア クリームファンデーション かずのすけ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:敏感肌でも荒れにくいと聞きますが、紫外線吸収剤や酸化亜鉛は入っていますか?
A1:メディアのクリームファンデーションは、紫外線散乱剤として酸化チタンをメインに設計されており、酸化亜鉛に敏感でニキビや乾燥を感じやすい方でも使いやすい処方です。紫外線吸収剤への刺激を感じやすい方は、全成分表示においてメトキシケイヒ酸エチルヘキシル等の配合有無をロットごとに確認することをおすすめしますが、オイル基剤自体が非常に低刺激な炭化水素油で組まれているため、一般的なプチプラファンデーションと比べても肌負担は極めて軽微です。
Q2:毛穴落ちがどうしても気になります。綺麗に塗るコツはありますか?
A2:指でベタッと直接置くのではなく、手の甲に小豆粒半分程度を取り、指先で薄く広げてから、顔の中心から外側へスタンプを押すようにタップして馴染ませてください。特に小鼻や眉間などの毛穴が開きやすい部位は、最後に水を含ませて固く絞ったメイク用スポンジで軽く叩き込み、余分な油分を吸い取ることが毛穴落ちを防ぐ決定的なテクニックです。
Q3:メディア リュクスと旧製品、かずのすけ氏の評価に近いのはどちらですか?
A3:かずのすけ氏が初期に絶賛した「高保湿・低刺激な炭化水素油リッチのクラシック処方」をダイレクトに体感できるのは旧メディア クリームファンデーションNですが、メディア リュクスもそのフィロソフィーを正統に引き継いでいます。リュクス版はより現代的な光拡散技術が加わり、厚塗り感のないナチュラルな仕上がりが得られるため、古臭い仕上がりを避けたい現在のユーザーにはリュクス版の選択が最も合理的です。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
カネボウのメディアが長年守り続けてきたクリームファンデーションの系譜は、流行の移り変わりが激しいコスメ業界において、「乾燥肌と敏感肌の水分・油分を守り抜く」という明確な信念を持ち続けています。かずのすけ氏の成分解析が光を当てたのは、ブランドの派手なプロモーションではなく、真面目に積み上げられた基剤設計の確かさでした。
自分の肌が「油分を求めている乾燥肌」なのか、それとも「皮脂コントロールを必要とする肌」なのか。その自己診断さえ誤らなければ、メディアのクリームファンデーションは、日々のメイクにかかるコストを劇的に抑えながら、ワンランク上の美しいツヤ肌をもたらす強力な味方となってくれるはずです。 (出典: メディア クリームファンデーション かず の すけ(Yahoo!ニュース))